2016年04月04日

リトラクトストック M870 その2

私が購入したPPS M870 リトラクトストックモデルには2つの不具合があったことは前回書きましたが、もう一度おさらいしておくと
①シェルが上手く排莢されない(エキストラクターの掴みが弱くて途中でシェルを落としてしまうようです)
②何回かガシャガシャしているとフォアエンドが固まって動かなくなる(原因調査中にストックを外したところ問題なく動くことが判明)
です。
エアガンいじりの好きな者としては、初期不良だとショップに送り返すなんて野暮なことはしませんよね。こいつは楽しめそうだと喜ぶのではないでしょうか。
当方もスキルが無いくせにいじりたがりなので、何とか自力で直してみようと思います。

まずは排莢不具合を直す前にガシャガシャ出来ないと困るので②の作動が固まる方を何とかします。ストックを外すと作動が良くなることからストックの固定と関係があることは間違いありません。

リトラクトストック M870 その2

ストックチューブを外します。

リトラクトストック M870 その2

次にピストルグリップごとM4ストックアダプタを外します。ここまで外すと作動は快調。ストックを外す時にレシーバーに固くはまっていたので、もしかしたらレシーバーかトリガーユニットが歪んで動きが渋くなるのかと思い、嵌め合いの固いところとをヤスってみましたが変化無し。

リトラクトストック M870 その2

次に2本のピンを抜いてトリガーユニットを取り出します。この状態でストックを取り付けると中の作動がよく見えます。すると・・・

リトラクトストック M870 その2

なんということでしょう。ストック固定用のネジの先端がレシーバーの中まで入り込んでおりボルトの一部に干渉していました。これが②の不具合の原因です。

リトラクトストック M870 その2

上が製品に付属していたM6x50mmのネジで下が交換したM6x30mmのボルトです。

リトラクトストック M870 その2

これでネジの先端がレシーバーの中に顔を出すことは無くなりました。これで思いっきりガシャガシャ出来ます。

では①のシェルの排莢不良ですが、原因として考えられるのはエキストラクターの掴みが弱いことが考えられます。

リトラクトストック M870 その2

確かに切り欠きが少ないように見えますが、ボルトはこれ以上分解出来ないようなのでこの状態で削るのは難しそうです。そこで試しに別に買ったシェルでやったところ、上手く排莢してくれます。何が違うのだろうかとよくよくみていたらシェルのリムの形状がわずかに異なっています。

リトラクトストック M870 その2

左が付属のシェルで右が別途購入したシェルです。右の方がリムがシャープな感じがしませんか。厚みが薄いというか。これだとエキストラクターの爪に掛かりやすいようです。ということでエキストラクターを修正するのはリスクが大きいので付属のシェルはつかわないということにしました。

リトラクトストック M870 その2


これにて2件の不具合は解消しました。 








タグ :PPSM870

同じカテゴリー(★PPS M870)の記事画像
ショットシェルについて
リトラクトストック M870 その5
リトラクトストック M870 その4
リトラクトストック M870 その3
リトラクトストック M870 その1
同じカテゴリー(★PPS M870)の記事
 ショットシェルについて (2016-04-11 20:21)
 リトラクトストック M870 その5 (2016-04-08 20:53)
 リトラクトストック M870 その4 (2016-04-07 06:48)
 リトラクトストック M870 その3 (2016-04-05 20:14)
 リトラクトストック M870 その1 (2016-04-03 14:00)

Posted by sunny956  at 21:20 │Comments(0)★PPS M870

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。